このブログの記事は「(院長)木村靖」が書きました。
院長の木村です。 静岡のやすらぎグループで修業の後、現在の院を開業し、今年で12年目になります。 患者様に喜ばれる治療、患者様の生活が豊かになる治療、患者様の人生観が変わる治療を日々目指しています。
みなさん、こんにちは!
今日の健康情報は、マスクについてです。
マスクでウイルスは防げない
ご存じでしたか?
日本では「とりあえずマスク」なのに、アメリカでは「そんなもん意味ない」って感じ?
というわけで、実際にインフルエンザ予防にマスクは効果あるのか。
当のマスクの箱にはなんと書いてあるか見てみました。
一般的なサージカルマスク(市販で売っているマスク)
には、「ウィルス飛沫・花粉99%以上カット」なんて書いてある。
この手のマスクは径3μmぐらいの粒子を95%以上除去することを想定しているとか。
スギ花粉のサイズは30~40μmらしいから…
おぉ、花粉症にはバッチリ効果あるね!
さて本命、
空中に漂っているインフルエンザウィルス。
サイズは0.08~0.12μmと一般的なマスクの目よりずっと小さい。
実生活スケールだと、網目3mのフェンスで10cmのボールを受け止める感じ?
…無理ですね。
専門家が「浮遊するウィルスにマスクは無意味」というのが良くわかる。
マスクの箱にも空気中漂うウィルス捕集するとはどこにも書いてない。
「あぁ、マスクって意味ないのね(-_-)/~」
なんて思っていたら、
実情は
「インフルエンザは空気感染はほぼ無い。基本は飛沫感染か,接触感染」
なんだそうで、空気中のインフルエンザウィルスはほとんど無視して良いらしい。
ということは、どういうこと?
マスク着用は意味あるの?ないの?
〈飛沫感染予防の場合〉
ウイルス飛沫は、1~2mの近距離から咳・くしゃみされて
顔の粘膜に飛沫(しぶき)が付着するような時にマスクは効果がある
(でも目にかかったらアウト)。
でも、そんな失礼なこと大人社会ではなかなか無いぞ。
あ、満員電車で座っていると、目の前に立っている人がガハゲホやっていて
上から飛沫が飛んでくる時があるね。あるか?
〈接触感染予防の場合〉
ウィルス飛沫が付着した机やドアノブに触れた手で自分の粘膜に触ると
インフルエンザに感染するので、
粘膜まわりをむやみに触らないためガードとして効果がある
(でも目をこすったらアウト)。
〈湿度を保つことで〉
粘膜が乾燥するとウィルスに侵されやすくなるので、
湿度を50~60%に保つと良いらしい。
のど・鼻の保湿のためにならマスクは効果あるみたい。
〈…。結局〉
上記のようなケースって、
感染者・または感染したかな…という人が
咳してツバ・鼻水と一緒にウィルス飛ばさぬよう
マスクで口ふさいでくれれば発生しないから、予防のためにマスクする必要は無いんですね。
つまりアメリカ式。
マスクは感染者のしるし。
マスクの人を見たら近づかない。
接触したら速効手洗ってアルコール消毒して粘膜に菌運ばない。
これで完璧。
…でも、
ここは
風邪ひいても頑張る日本
マスクが苦しい!
つけていられない!
咳き込みながらツライ体をおしてでもお仕事をこなす方も多いはず。
予防方法と治療を正しく知ることで意識と行動も変わります(^^)/
忙しいからと、マスクだけで過ごすのではなく、
予防注射なども有効に使っていきましょうね
院長の木村です。 静岡のやすらぎグループで修業の後、現在の院を開業し、今年で12年目になります。 患者様に喜ばれる治療、患者様の生活が豊かになる治療、患者様の人生観が変わる治療を日々目指しています。