院長の木村です。 静岡のやすらぎグループで修業の後、現在の院を開業し、今年で12年目になります。 患者様に喜ばれる治療、患者様の生活が豊かになる治療、患者様の人生観が変わる治療を日々目指しています。
冷房病にご注意!
ここ最近は、一日中クーラーの効いた部屋で家事や仕事をしているという方も多いのではないでしょうか?
エアコンは体を芯から冷やすため、気をつけないと体の不調を招いてしまいます。
今日は「冷房病」についてお知らせしますね。
《冷房病の症状》
冷房病には以下のような症状があり、体の様々なところに不調がでます。
■肩こり、頭痛
以前からの肩こりが悪化したり、肩こりを感じることが増えるます。
ひどくなると、こりが痛みに変わることも。
■腰痛、下肢症状
腰の張りや違和感が現れ、腰痛を伴うことが多くなります。
お尻や太ももの筋肉が冷たくなり、足の付け根より下に、冷たい感覚、痛み、むくみ、しびれ等を感じます。
■胃腸の機能低下
食欲減退、便秘、下痢をしやすくなるなど、胃腸の調子が悪くなります。
■だるさ、疲労感
睡眠時間の長短は関係なく、だるさや疲労感が解消されにくくなります。
のぼせるような感覚や体がゾクゾクすることもあります。
《冷房病の原因》
外と室内の温度差により、自律神経系が乱れて体がこりやすくなります。
本来私達の体には、環境の変化に適応できるような調整機能が備わっていますが、エアコンで冷やされた部屋の中と外の温度差が大きくなり、その差を頻繁に体感しているうちに、体の調整機能が乱れやすくなります。
また、体の深部体温が低下するとともに、内臓機能低下や肩こり、頭痛、腰痛につながる抹消血管の血流減少も起こります。すると、筋肉が過剰に緊張して硬くなり、酸素不足や栄養不足に陥ります。これが、こりや痛みの元となります。
《冷房病の予防ポイント》
①エアコンの設定温度は25~28℃を目安にし、寒さを感じないレベルにしましょう。
②エアコンの効いた部屋と外気との温度差は3~4℃が理想です。
③エアコンの風には直接当たらないようにしましょう。
④腹巻や厚手の靴下など、服装を工夫して冷えすぎないようにしましょう。
⑤エアコンの効いた場所では温かい食べ物や飲み物を摂りましょう。
⑥適度に体を動かし、血流を良くしましょう。
⑦シャワーだけでなく、湯船に浸かりましょう。(低めの温度で)
⑧ストレスをためないようにしましょう。
以上の8つのポイントに気を付けて、上手にエアコンを使って暑さをしのぎましょう。
次回は、エアコンによってだるさを感じた時に有効なストレッチについてお伝えします。
このブログの記事は「(院長)木村靖」が書きました。