院長の木村です。 静岡のやすらぎグループで修業の後、現在の院を開業し、今年で12年目になります。 患者様に喜ばれる治療、患者様の生活が豊かになる治療、患者様の人生観が変わる治療を日々目指しています。
良質な睡眠のための心掛け
みなさん、寝るとき、何を着ていますか?
部屋着のまま寝る、Tシャツで寝るという人が最近増えているようです。
「下着だけで寝る」という人も、いるかもしれません。
実家暮らしはともかく、一人暮らしになると「パジャマ離れ」しやすいもの。
でも、実は質の良い睡眠のためには、パジャマがとても大切な役割を果たすのです。
■「着替えること」が大切
ベッドや布団に入って体を休めようとするときは、それまでの交感神経優位の状態から、
体は副交感神経優位の「リラックスモード」。
その際、パジャマに着替えることで、体と脳には「さあ、これから休もう」というスイッチが入りやすくなるそうです。
■寝つきが良くなる、夜中に目が覚めにくくなる
ワコールとオムロンヘルスケアがおこなった「パジャマと眠りに関する共同実験」では、
普段通りの服を着たときの寝つきにかかる時間は、平均47分だったのに対し、
パジャマを着て眠ったときの入眠潜時は、平均で38分と、パジャマを着たときのほうが、寝つきが良かったことがわかっています。
さらに、パジャマを着たほうがぐっすり眠れることで、夜中に目覚める回数も減少。パジャマ以外を着用した場合平均3.54回だったのが、パジャマを着用すると3.01回と減少しました。
■スウェットやジャージでの就寝が、ダルさの原因!?
スウェットやジャージなどの部屋着は、基本的に生地が厚く、縫い目がしっかりしているため、寝返りなど睡眠中の体の動きを“妨害”してしまいがち。
そうすると、起きたときに「なんだか体が凝っているな…」という状態になってしまいます。
冬場、寒いからといってタートルネックのニットを着たまま寝てしまったりすると、肩から首にかけての血行が悪くなり、肩こりや頭痛の原因になることも。
また、睡眠中には意外と汗をかいているものですが、スウェットやジャージでは、この汗を十分に吸収できず、自分の汗で自分の体を冷やしてしまいます。
下着だけの場合も同様。
パジャマは、体を締め付けず、また適度に汗を吸収してくれる素材を使っているのです。
もう一つ、パジャマに着替えると良いこととして、「夜食を食べる気が減る」というものもあるかもしれません。
生活を見直したいという人は、まずパジャマで寝ることから始めてみては、どうでしょう。
このブログの記事は「(院長)木村靖」が書きました。